すっとんの小部屋~ちょっとゆっくりしてこうか

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「ヴィーガン」にモノ申す

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最近やたらと「ヴィーガン」って単語を目にするんですが、気のせいでしょうか?

すっとん自身に今のところ実害があるわけではないのですが、テレビ等の報道を見るだけでもちょっとイラッとするのが本音です。
 
「ヴィーガン」をご存知ない方のために念のため書いておくと、肉をはじめとする、動物性食品を食べない主義の人のことです。
別名「菜食主義」ですね。
実はこの「菜食主義」にも細かくランクがあり、Wikipediaから引用させていただくとこのようなものがあるそうです。

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「ヴィーガン」は、菜食主義の中でも最も厳格な主義のようです。
(巷の噂では、さらに厳しく「落ちた木の実しか口に入れてはいけない」という主義もあるそうですが・・・)
 
すっとんがこの「ヴィーガン」という単語を目にするたびに気になるのが、主義の根源です。
すなわち、なぜ「菜食主義」なのか?ということ。
 
時折ニュースにもなる通り、「ヴィーガン」の人って結構過激です。
定期的にデモ活動を行ったり、個人でも職場で「ヴィーガン」の布教活動を行ったりすることがあるとかないとか・・・
 
そこで必ず目にする、なぜ菜食主義なのか?なぜ肉を食べてはいけないのか?の理由。
みなさんもご存知かと思いますが、大抵の「ヴィーガン」を掲げる方の主張は、
 
食用となる動物がかわいそうだから。
 
???
いや、確かに食用のために屠殺される牛や豚、鳥はかわいそうです。
屠殺される現場、それを目の前にする勇気はすっとんにもありません。
 
しかし、だからといって「じゃあ食べない」というのは意味がわかりません。
ベタですが、
・じゃあ植物はかわいそうじゃないの?
・飲料水にだって目に見えない微生物はたくさん入ってるけどそれはいいの?
・人間って元々雑食性だから、それを菜食主義にするのは本能に反してない?
・人間以外の肉食動物にもその主義を押し付ける気?
なんていう反論がボコボコ沸いてでてきます。
 
つまり、「かわいそう」とかって主観でしかないんですよ。
食べる、食べないの定義も主観で曖昧ですし、メリット、デメリットもただただ主観。
 
「主観」の何がダメかって、食べ物に関して主観で物言う行為は単なる「好き嫌い」と本質的に変わらんということです。
自分ひとりが、勝手に菜食主義者として肉を食べないのは勝手にすれば良いと思うのです。
ただしそれを家族や友人、果てはデモ活動や職場の人間にまで布教しようとする行為は、
 
「私はお肉嫌い!だからあなたも嫌いになって!」
 
と言うことと同義です。
 
個人の好みを押し付けることほどイライラすることってあまりないですよね。
イライラするだけならまだしも、例えば両親が菜食主義になってしまった場合は子どもの栄養状態が心配になります。
菜食のみでも栄養は取れるかもしれませんが、先にも申し上げた通り人間は雑食性の生物です。
育ち盛りの子どもに対して高効率な栄養源を与えるのは親として当たり前のことですから、そこは肉も野菜も満遍なく出すべきだと私は思います。

 

 

韓国の犬食問題

韓国の「犬食問題」もそうです。

すっとん自身は犬を食べたいなんて微塵も思いませんが、韓国人にとって犬肉を食べることは食文化として当たり前です。
それが最近、国際的な動物愛護団体から相次ぐ批難を受けて政府が対応に乗り出し、犬食を撲滅しようとしているそうです。
 
これも全く意味不明。
 
犬は食べちゃダメ、でも牛や豚はOK。
なんで??
 
ようは、犬は人間にとって愛玩動物であり生活を営む上での家族的な価値観を見出しているため、NGということ。
一方牛や豚は、元来食用としての気質が強いためその限りではない、と。
 
わけがわからないですよね。
 
日本漁業のイルカ漁やクジラ漁について、世界から批難を浴びているのも同じ理由です。
(しつこいようですが、すっとんはイルカなんて食べたことないし食べようとも思いません。クジラはある、かな。)
 

そもそも「ヴィーガン」の根源ってさ

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さて、上にも述べた通り一般的な理解における「ヴィーガン」の主義主張は、「動物がかわいそうだから」ということで間違いないと思っています。
しかしながら、実はすっとん、「ヴィーガン」の根源を知っているんです。
だからこそ、「動物かわいそう」とか言っちゃうにわか「ヴィーガン」の報道を見ると、勝手ながらイラっとしちゃうんです。
 
この本来の意味の「ヴィーガン」を「元祖ヴィーガン」と勝手に呼称することにしますが、
この「元祖ヴィーガン」が掲げる主義主張は、自然破壊、環境破壊を食い止めようという主張なんです。
 
牛や豚、鶏をはじめとする動物性食用品を生産するためには、当然ながら広大な土地や餌が必要になります。
その土地や餌を確保するためには、木を切り倒して整地しなければならないですし、もともと生えていた草花を全て餌用の牧草に変える必要もあります。
 
一説には、過去40年間の南米の森林伐採のうち約40%がこうした畜産業によるものだとするデータもあります。
 
また、牛は胃の構造が人間と異なり特殊であるためよく「ゲップ」をするのですが、実はこの「ゲップ」に含まれる大量のメタンが、地球温暖化の主要因の1つとも言われています。
 
こうした森林伐採や地球温暖化は、そもそも人間が動物性食用品を生産するために動物を管理したためなので、こうした動物性食用品の生産をやめて自然破壊を食い止めよう、というのが「元祖ヴィーガン」の主義主張なんです。
 
だから、「元祖ヴィーガン」の人達は野生の動物を狩って肉を食べることは主義に反していませんし、ましてや「かわいそう」などという主張は掲げていません。
 

まとめ

動物性食用品を食べないという主義主張の人は、実は結構たくさんいます。
宗教上の理由で食べられない方もいますし、病気やアレルギー、体質上の理由から食べられない方もいると思います。
 
単に「お肉嫌い」って人ももちろんいますよね。
 
それと同じように、「かわいそう」という理由でお肉を食べないというのを否定はしてないです。
「それもヴィーガンの1つの主張だ!」と言われればそうかもしれませんし、すっとんにはよくわかりません。
こう言った言い方はトゲがあるかもしれませんが、勝手にすれば良いと思うのです。
 
しかし、それをデモ活動やらなんやらで他人に押し付けるのはどうなの?と思うのです。
 
まぁ、この思いもまた人の勝手ということで、押し付けてしまうことになるんでしょうか。
世知辛い世の中です。
 
では今日はこのへんで!